どっちのもんだって言われたら国際的な決まりでは日本の物って事になってるんだからどうしても欲しいんだったら無理矢理上陸するとか旗立てるとか子供の陣取り合戦みたいな事しないでもっとスマートで交渉の余地がありそうな他の手段にしてくれないかなぁ…と個人的には思うのですが…
こういう事件が起こるとただでさえイメージの良くない国なのにますます嫌いになってしまう人も多いのではないかと思います。
まだ本編では触れていませんが、2010年、西安の反日デモがあったまさにその日、私はそれを知らずのほほんと自転車で市街地までポタリングに出掛けていて、高岡さんからかかってきた電話で「まさか外にいないですよね?」と注意を則され慌てて自宅に戻ったのでした。
確かに街は人で溢れ交通はめちゃくちゃ、日本車はひっくり返されてボコボコにされてるわ(でも中国人が乗ってるんですよ、馬鹿だよね…。)よく行ってた日本料理屋は窓ガラス割られるわ某日系アパレルショップは破壊されて暫く営業できなくなるわ飲み屋では入店拒否されるわでなかなか刺激的な日々ではありました…
しかしこのデモに参加した多くの人は、暇な学生や主婦、反日デモを隠れ蓑にした政府への不満をはらすため単に暴れたかった人達で、高い政治意識でもって尖閣奪還!!と思っている人がどれだけいたのかはなはだ疑問ではありました。政府も意図的に国民のガス抜きを容認した、みたいな形です。
日本での報道も、刺激的な画だからインパクトはあるし、非常に危険!!という印象を受けますが、実際現地では日本人だからってすぐ殺されるとか殴られるとか、そういう極端な危険性はありませんでした。(それでも色んな人間がいますので安全という意味では絶対になく…単独行動はなるべく避けていましたが)
身近なスタッフは心配してくれて家まで送ってくれたり、外で会う人も国同士は大変だけど私達の生活には関係がない事だからあまり気にしないで、と言ってくれたり、日本の報道の内容から受ける印象と現場で感じる事との温度差を少し感じたりもしていました。まぁ、この点については当時と現在では状況も変わっているでしょうし、結局何事も無かった今だから言える事なのかもしれませんが…。
なんて言うか、中国を擁護しているわけではないのですが… 私は結果的に良いスタッフに恵まれて素敵な西安ライフを送れたので言える事なのかもしれませんが、中国人って良くも悪くも真っ直ぐで、多角的に物事を見たり、己を省みたりする事が物凄く苦手な民族なのではと思うのですね、あくまで傾向として。
だから日本が気に入らないスイッチが入っちゃった人は暫くはずっとそうだろうし、はたまたそういう問題に全く興味がない人もいるし、お金さえ払ってくれれば友達だよ、っていう人もいるし、(パチもん屋の店員とかね)大変だね、ごめんね、って気遣ってくれる人もいるし、色々なんですよね、当たり前の話だけど。まぁ何が言いたいかって言うと、森は腐海になってしまってても、中には毒を出さない草木もたくさんあるって事なんざんす…。
まぁ政治的な話は専門家に任せるとしても、あの爆発的な政府への怒りのパワー、日本人も少し見習うべきかもなぁなんて思いましたけどね。長文でしたがこれにて。読んで下さった方々、ありがとうございました!
それは共産党の罠だよ。中国人の一般人の政府への不満を日本人に移転する罠だよ。日本人が嫌いどころが、中国人が一番嫌いのは今の中国政府だぞ。
返信削除hikayami Chanさん>
削除コメントありがとうございます。そうですね、私が滞在していた期間も、ほとんどの中国人が日本人に友好的で、ほとんどの人が政策に頭を抱えていました。。。せめて民間人同士は友好でありたいです!
別の話しなんですが、日野さんは徳島で阿波番茶で育ちましたか
返信削除hikayami Chanさん>
削除コメントありがとうございます、私は生まれた土地は徳島とはまた違うのですが、恥ずかしながら阿波番茶の存在も知りませんでした…。今度帰省したら試してみます!
ご返事ありがとうございます。確かに日野さんのブログに「徳島育ち」って書きましたよね。神奈川県出身のは知っていますけど。阿波番茶は日本では珍しい番茶ですよ。確かにそんなに有名なお茶じゃありませんが、日本茶の中では特別な後発酵茶ですよ(中国のプーアル茶のようなもの)。私は香川県のお茶屋さんでいつも阿波番茶と地元の高瀬茶を注文しますよ。帰省する時は是非阿波番茶を試しに飲んでくださいね。
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